泣きながら一気に書きました

妄言コラムと気儘批評と悪戯短篇小説の巣窟

コラム

竹届物語

今日は海女損に注文していたさまぁ~ずの青竹一樹が届いた。いやこの竹がもしも都会派なら青竹まことかもしれず、演技派なら青竹しのぶかもしれない。わりといい値段がしたのは、これがかぐや姫を輩出したその竹だからだろうか。だとすれば、「かぐや姫使用…

「新語流行語全部入り小説2018」

あるテニスの試合のハーフタイム中に、U.S.A.帰りのなおみがTik Tokの動画を観ながらかつお節のおにぎりを食べていた。これすなわち、ご飯論法でいうところのなおみ節である。これはそのとき食べているものと、食べている人の名前をただくっつけてしまうとい…

風邪の歌を聴け

考えてみれば、その日は朝起きた瞬間から妙な浮遊感があった。週の初めに風邪の症状を自覚してから五日目となる木曜の朝、六時過ぎにふと目が覚めた。前日の夜、すっかり風邪のピークは過ぎて、あとは時間の経過とともに自然治癒していくはず、という確信が…

噛むガム Is Coming!

数年に一度、ガムブームが来る。「来る」といっても自分の中に来るというだけの話である。ちなみに「噛む」という日本語動詞と「ガム」という英単語の親和性はどういうわけか。そして噛むべきガムのブームがCOME(来る)。そういえば世の中的に、いつガムブ…

ビラ配ラーとの攻防

受験や就活に限らず、この世のあらゆる場面では冷酷無比な「セレクション」が行われている。それは路上においても例外ではない。といってもナンパや勧誘の類ではなく、いやある意味勧誘の一種ではあるのだが、ビラ配りの話である。駅前の路上なんかを歩いて…

純眠欲

本が好きだが本を読むと眠くなってしまう。本をあまり読まない人は、本を読むと眠くなるのは本がたいして好きじゃないからだと思っているかもしれないが、そんなことはまったくない。本には自らのことを愛する者をも眠らせる圧倒的な力がある。となるとこれ…

非四字熟語読解問題

人は様々なメッセージを身に纏って歩いているものだ。たとえばTシャツのプリント文字。そこに何らかの主義主張を込める者と、何も考えずなんとなく着ている者の二派に分かれるが、いずれにしろ結果的に何かしらのメッセージを発信していることに違いはない。…

森羅万象ドラクエ化Ⅱ~悪霊の神々~

この世のあらゆる物事は、すべて『ドラゴンクエスト』の世界観に取り込むことができる、つまりドラクエナイズ(ドラクエ化)可能であるということを証明する第二弾。勇者の伝説が再びよみがえる。 ◆笑わせ師「まつきやすたろう」が習得する呪文「かいせつ」…

森羅万象ドラクエ化

この世のあらゆる物事は、すべて『ドラゴンクエスト』の世界観に取り込むことができる、つまりドラクエナイズ(ドラクエ化)可能であるということをこれから証明してみたいと思ふ。ぜひ『ドラクエ』の攻略サイトと間違えて読んでいただければ幸いである。 ◆…

性格の不一致、対話のスイッチ

夫婦の離婚原因第一位は「性格の不一致」と言われるが、果たして本当にそうなのかどうか。むしろ完全に一致してしまったら1×1=1にしかならないという考え方もあるし、すべてわかりきっている相手に興味が持てないという可能性もある。そもそも「性格の完全…

The お前が歌うんかい!~「Set The World On Fire」/GIOELI-CASTRONOVO~

かつて『ダウンタウンのごっつええ感じ』で、傷心の客のためにレコードをかけたバーテンダーが、その曲のイントロが終わると自ら歌い出し、「お前が歌うんかい!」と思い切りツッコまれるというシリーズコントがあった。ちょうど今年に入ってから『水曜日の…

男とアンテナと異邦人

先日、昼過ぎに公園を歩いていると、池の縁に立っている初老の男を見かけた。とはいえ人が死ねるほどの深さを持つ池ではないから、自殺志願の心配はない。佇むといった陰鬱な雰囲気はなく、むしろ仁王立ちの誇らしさで背中を反らせ気味に立っている。後ろか…

ケメ子とメム美のジャンガジャンガ未遂

あらかじめ断っておくが、何が面白いのかわからない話かもしれない。先日カッフェで本を読んでいると、ミルクティーとチーズケーキのあいだから女子高生らしき二人の会話が聞こえてきた。願わくば消し忘れた煙草と中国茶(チャイニーズティー)のあいだから…

越えられない壁

「努力は必ず報われる」などという甘言に騙されてはならない。 この世には、誰が何をどう頑張っても絶対に「越えられない壁」というものがある。 エコバッグ<プラダのバッグ<エルメスのバッグ<<<<<(越えられない壁)<<<<<クワマンのセカンドバ…

アレクサにお願いしたいけどできない7つのこと

「アレクサ、ちょっとセカンドバッグ見張ってて!」 →どんな守護神でも、クワマンのセカンドバッグだけは守れない。その上、クワマンに窃盗の疑いまでかけられたアレクサがひと言、「それでもボクはやってない!」「アレクサ、新築のカラオケボックスにカラ…

二度手間侍の牛乳茶

「二度手間侍」とは、二度手間をものともしない侍のことである。それが昨日、カフェに現れた。まずは脳内に、そして眼前に。といってもわけがわからないだろうがそれでいい。「二度手間侍」とはその昔、『アンタッチャブルのシカゴマンゴ』というラジオ番組…

日本十大あけましておめでとうございます2018

あけましておめでとうございます!(靴下に穴を)あけましておめでとうございます!(よく振ったコーラの蓋を)あけましておめでとうございます!(上司のボトルを無断で)あけましておめでとうございます!(適切な車間距離を)あけましておめでとうござい…

餃子を相殺する方法

「相殺」という画期的なシステムを、生活に取り入れてみることにした。ことの起こりはこうだ。近所に、以前から入ってみたいと思っていた餃子屋があった。しかしひとりで入って餃子とライスだけ食って出てくるのは、なんとなく申し訳がない。どうやら世の中…

「新語流行語全部入り小説2017」

ある金曜の夜、営業課長の栄村富夫が取引先の社長と猛烈にインスタ映えする最高級天ぷらを食している間に、デーモン閣下の娘(魔の2回生)であり彼の妻であるポスト真実(まみ)は、毎晩のように経費で遊びほうける夫に愛想を尽かし実家(地獄)へと帰還して…

短篇小説「ブルーレットをおくだけで」

そうブルーレットは、おくだけで良いのである。 ではいったいブルーレットをおくだけで、何が起こるというのか? 便器が綺麗になる? そんなのは当たりまえだ。 ブルーレットをおくだけでもっと様々な変化が起こらないのなら、わざわざ『ブルーレットおくだ…

似合わせなカット

近ごろ髪切り場の看板黒板そしてネット上でやたらと目撃するようになった謎のメニューがある。「似合わせカット ¥6,480」なんということでしょう。なんだかわからないが、このメニュー名からは「言葉の圧」のようなものが強烈に発散されている。「似合わせ…

カールの乱、ポテチの変

日本はついに、カールとポテチのない未曾有の時代へと突入した。正確にいえば完全にないわけではないが西日本限定になったり品薄だったりで、まあ大雑把にいえば「ない」というか「入手困難な状況が継続、あるいはわりと頻繁に起こり得る」という時代になっ…

現在企画頓挫中の新書タイトル一覧

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』あたりからだろうか。最近の新書はとにかく「タイトルありき」の羊頭狗肉が横行しているとの評判である。ならばまずタイトルから決めてしまうのが良いのではないか、と思いタイトルから決めたところ、結構思いつくには思…

絶対に出ない国語現代文入試問題

【問1】 傍線部(ア)でクワマンが3度目の盗難に遭ったときの気持ちを、20字以内で答えなさい。【問2】 傍線部(イ)で指摘されている細川たかしの髪型を表現するのに、最適な四字熟語を以下の選択肢から選びなさい。 A. 猪突猛進 B. 七転八倒 C. 百花繚乱 D…

ポテトチップスが品薄になると、世界はどうなってしまうの?

大変なことになった。ニュースによると、あの国民的食品が危機的状況にあるらしい。大変なことになった。大切なことなので二度言った。headlines.yahoo.co.jpどうやら原因は、昨年北海道を襲った台風の被害によるじゃがいも不足らしい。「なんだ、たかがポテ…

青い鳥に乗ってクリムゾンキングの宮殿に降り立つケンドーコバヤシを見た(ただし幻覚)

いま僕の中で巻き起こっている3大ブームは、『キング・クリムゾン』『ケンドーコバヤシのテメオコ』『青い鳥』の3つである。最初のひとつのみ、はからずも「ジョン・ウェットンの死」という哀しいニュースと若干リンクしてしまったが、これらは基本的に世の…

ゆとり鬼逃走中

ここ数日、節分から逃げてきた鬼たちがわが家に続々と駆け込んでいる。もちろん、うちに豆シェルターを完備しているからである。毎年のことではあるのだが、今年はちょっと数が多いような気もする。やはりゆとり教育のせいで、豆に弱い鬼が増えているのだろ…

ルパンに奪われしものたち シーズン3

ルパンはこれまで、世界中の人々からさまざまな物を奪ってきた。いや、奪われたのは物だけではない。心や概念までも。これはルパンの最新版盗難記録である。 銭形「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたのモスキート音です」(ジャパネット…

気まぐれ無免許シェフの人名調理法

この世に変わらないものなどない。それは言語に関しても同様で、昨今の若者言葉に代表されるように、言葉もまた様々に姿を変えることで今日まで生き延びてきた。そうでなくとも、そもそも動詞には活用形というものがあって、使われる状況によって語尾が頻繁…

終わりなき里山戦争

このたび日本人力士の稀勢の里が、第72代横綱に昇進した。この事実をもって、長年に渡り日本を二分している「里山戦争」は、一気に「里」派が勢いを盛り返すことになるかもしれない。「里山戦争」とは、言うまでもなく「たけのこの里」派対「きのこの山」派…

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