2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
いま聴いているもの読んでいるもの、それでいてまだ理解が半熟状態であるもの。【洋楽】 ★『LEAVE THIS TOWN』/DAUGHTRY 第一印象は、1stに比べるとだいぶ地味。 しかし聴き込めば良くなる予感はある。 全体に起伏に乏しく、当初は似たような曲が続く印象を…
星空見上げたつもりが チョビ髭降りそそぐ異常気象 ご自慢のステッキで場外ホームラン 髭空の下のディスタンス胸板鳴らしてご婦人に道を尋ねれば 答え聞くまでもなくステップ&ターン タップシューズの音で猛犬を威嚇 靴底に潜むレジスタンスマジシャンじゃ…
正直マンネリ感は否めないものの、狭い範囲内での健闘を見せるPINK CREAM 69の10作目。デイヴィッド・リードマン加入後の名盤『ELECTRIFIED』で新たな基準を打ち立てて以降、すっかり型に嵌って長いトンネルに入った感が拭えない彼らだったが、結局のところ…
グランジ前夜からパンクとHR/HMを融合させた音楽をやっていたにもかかわらず、流行の波に乗ることなく地道な活動を続けてきたWARRIOR SOUL。あえて乗らなかったのか、乗れなかったのか、あるいはどちらでも良かったのか? 今となっては打ち明けてほしいとこ…
『TVBros.』最新号に、天久聖一の手による電気グルーヴのインタビュー企画が掲載されている。「手による」というのは、読んでいてまさに「手による」という感じがするからで、もちろん単なるインタビューではない。この組み合わせはもうすっかり恒例になって…
ねずみ花火に誘われて おびき出されたタレント住職 木魚のリズムに腹が減り メインディッシュは賽銭丼貧乏ゆすりに煽られて 目覚めた阿呆の超能力 一円玉を無限に増やし 無駄に散らかる逮捕劇バナナの皮で転んでは 受け身上達柔の道 猿でも金と言い張って メ…
美しさと力強さを奇跡的なバランスで融合させた、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの美点をすべて凝縮した一枚である。メロディ、スピード、ヘヴィネスの三拍子だろうが、もの悲しい美旋律とアッパーなハイテンションの二律背反だろうが、明るさと暗さだろう…
つくづく男同士の友情ってのは面倒くさいもんだなと思う。だがその面倒くさい部分を取り逃さずに描き切るのが、少年漫画最大の魅力でもある。たとえば『スラムダンク』における三井のバスケに対する複雑な思いとか、『ドラゴンボール』でのベジータの立ち位…
◆HOLLYWOOD UNDEAD 覆面&大人数でSLIPKNOTのパクりかと思いきや、メロディの感触もラップから歌へのつなぎも、明確に初期LINKIN PARK。パフォーマンスも大人しく、覆面をしていることの凄みも皆無。特別派手なアクションもないので、どうしてもステージ上で…
SUMMER SONIC 09 8/8(土)観戦スケジュール。覚えられない覚え書き。覚えられるものなら覚えてしまえ。【MARINE STAGE】 11:30 HOLLYWOOD UNDEAD 12:35 MASTODON(移動)【SONIC STAGE】 13:40 LITTLE BOOTS(途中で次へ移動)(移動)【MOUNTAIN STAGE】 1…
「サ」になんて、興味なかった。いや正確に言うと、今でも特別興味があるわけではない。だって「サ」だから。字でいえば「ザ」のほうが好きだ。急に大御所感でるし。だけど「ジ」はアルフィーだから駄目。いや、アルフィー結構いい曲あるけども。メリアンて…
アイルランド出身の4人組によるデビュー作。英国の音楽誌『KERRANG!』でいきなりの高評価を得たことが評判を呼び、日本でも輸入盤である程度話題になったものの、その後日本盤が出たころにはあまり取り沙汰されることもなくなってしまっていた。しかし中古盤…
「虫コナーズ」の「ズ」の部分に、メーカーはよくOKを出したものだと思う。複数形でもないのに。だがたしかに、「虫コナー」だと語尾が流れてしまい落ち着かない。伝説のクソ野球ゲー『燃えろプロ野球』での理不尽きわまりないバントホームランでお馴染みの…
PRAYNG MANTISのトロイ兄弟が、クライヴ・バーやバーニー・ショウと結成したバンドの唯一のアルバム。'84年リリース。PRAYING MANTISで辛酸を舐めた反省から、当時の売れ線ポップ路線を狙ったとの噂は聞いていたが、予想以上に軽快な音像。感触としては後期K…
批評が外部から行われる行為だとするならば、批評家でありながら「思想」を本業としない作者の立ち位置は、「思想」を俯瞰するうえで絶好の視界を確保していると思われる。特に難しい物事を解きほぐして語るときほど外部の視点が必要となるもので、本書に挙…