泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

トイレットペーパーの変

新型コロナウイルス絡みのデマに踊らされてトイレットペーパーを買い占めた奴らの部屋に、アメマバッジの大量在庫が降り注ぐといい。アメマバッジがわからない人は、ぜひこちらを読んでみてほしい。泣きながら笑えると思う。二・三個なら僕だってだいぶ欲し…

書評『モレルの発明』/アドルフォ・ビオイ=カサーレス

モレルの発明 (フィクションの楽しみ)作者:アドルフォ ビオイ=カサーレス出版社/メーカー: 水声社発売日: 2008/10メディア: 単行本ガルシア=マルケス、ボルヘスとともに南米文学を代表するカサーレスの代表作、らしい。「カサーレス」=「傘レス」=「傘がな…

短篇夢小説「目覚めのチャーハン」

引っ越したばかりの新居で目を覚ました私は、どうやら自分が床で寝ていたことに気づいた。そんなことはこれまで一度もなかった。引っ越したてなのでまだベッドがないのかもしれなかった。しかし引っ越すとしたら、真っ先に寝床の心配をするのが自分であるよ…

企画倒れの「五字熟語」

思いついたときは電球が光るようなひらめきを感じたのに、いざ本腰を入れて考えてみるとちっとも面白くないということはよくある。いわゆる企画倒れというやつである。世の中の企画書の冒頭に書かれているのは、大半がこのようなアイデアと相場が決まってい…

短篇小説「ドーナツ化商談」

「なんだこれは。話が違うだろう!」 「違うってほうが違いますよ」 「今どきこんな大きいの、誰が買うんだよ」 「大きくないですよ。むしろこれが小さいっていう人が古いんですよ」 「これが大きくなかったら何が大きいと?」 「そら十年前だったらこれでも…

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