泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『SHALLOW LIFE』/LACUNA COIL 『シャロウ・ライフ』/ラクーナ・コイル

各種保険が効きまくっていて、凄まじく安全な音である。イタリア産ゴシック・メタル・バンドの5作目だが、もはやイタリア感もゴシック臭もあまりない。そもそもイタリア感は当初から希薄だが。で、イタリア感って何?(不明)つまりはアーティスト・サイド(…

自略称という失策

本来『月刊少年サンデー』となるべきものが、めかし込んで『ゲッサン』とか名乗ってしまったため、結果として『週刊少年サンデー』と『漫画サンデー』が急接近の巻。巻?

『野比ロックフェスティバル』告知

このたび、DJイベントに参加させていただくことになりました。 DJといっても、元オリックスの助っ人外国人「ダグ・ジェニングス」の登録名であることしか知らないので、ちゃんと打てるかどうか心配です。 ずっとネクスト・バッターズ・サークルにいる可能性…

【歌詞】「万物収集神」

投げ捨てられた大量のつけ髭を掻きわけて泳げ! 打ち捨てられた山盛りの髷を掻きあつめてはしゃげ! 必要なのは平泳ぎをバタフライと言い張る勇気 つけ髭と髷の合体魔神だけが君の宝 溺れたフリして同情を買う症状 汚れたフリして純情を売る日常 Abandoned! …

『SYSTEMATIC CHAOS』/DREAM THEATER 『システマティック・ケイオス』/ドリーム・シアター

DREAM THEATERとえば、プログレッシヴ・メタルの開拓者にして、すっかりその手の絶対安心ブランドと思われている向きがあるが、個々の作品を見てみれば思いのほかその出来不出来の差は激しい。とりわけ近作における手詰まり感は、見逃すことができない。その…

『END OF DAYS』/V.A 『エンド・オブ・デイズ』サウンドトラック

何しろ前作から17年もの時が経過しているのだから、出る出ると言いながらいっこうに出ない「出る出る詐欺」の末ついに登場した新作を解き明かす鍵はどこにでも無数に転がっているような気になるのだが、実のところ証拠と呼べるほど確証の高い材料は非常に少…

『CRACK THE SKYE』/MASTODON 『クラック・ザ・スカイ』/マストドン

凄いアルバムだと思う。聴いていて頭の中に浮かんできた「凄い」「面白い」「好き」「完成度が高い」という4つの褒め言葉の中から、最も適切だと思う言葉を選ぶとそうなった。逆に言えば、他の3つの褒め言葉はどこかしら適切でない。2nd「LEVIATHAN」で築き…

『CHINESE DEMOCRACY』/GUNS N' ROSES 『チャイニーズ・デモクラシー』/ガンズ・アンド・ローゼズ

アルバム発売以来、文章にまとめようと思い色々と書きとめてはいたのだが、その成り立ちからして全体像を捉えにくく作られた作品であるからまとめようもない。そもそも、毎度レビューを書く際にまとめようという意識は微塵もなく、考え迷うことをより重視し…

【歌詞】「無気力無関心侍」

俺は悪くない お前も悪くない じゃあ誰が悪いんだ? 誰も悪くない じゃあなんで世の中悪いんだ 悪くないけど良くもない Not bad = Not good 手放しで喜ぶのはジェットコースターの乗客だけ俺はつまんなくない お前もつまんなくない じゃあ誰がつまんないんだ…

『ABOVE AND BEYOND』/BAD HABIT 『アバヴ・アンド・ビヨンド』/バッド・ハビット

北欧のいちハード・ロック・バンドとしてデビューしながら、3rd『ADULT ORIENTATION』にて、その名の通り堂々たるAOR宣言をした彼ら。それは自らの持つメロディセンスに対する絶対の自信があってのことだろう。どんなにメロディアスなバンドであっても、若者…

『THE DEVIL YOU KNOW』/HEAVEN & HELL 『ザ・デヴィル・ユー・ノウ』/ヘヴン・アンド・ヘル

期待していたほどではないが、予想よりは良い。特に新しさはないが、意外なほど古さもない。手に入れてすぐは、なぜだか何度も聴きたくなるが、そのうちパッタリと聴かなくなる予感がする。聴き込めば良くなるかと思う瞬間も多いが、すでに飽きている部分も…

詩「I'm A Loser」

負けた サロンパスに負けた 完敗そして惨敗 コリは緩和 肌は真っ赤 赤みが引くころにはまた凝ってるふりだしへ戻れ! ふりだしへ戻れ!そもそもサロンパスって何だ? どういう名前だ? サロンへのパスってわけか? 紳士淑女が集まるサロンへの入場券 仮面舞…

答えは風に訊け!(追い風参考)

現在発売中(5/1発売)の『rockin'on』6月号の「rockin'on review」に、THE ANSWERについて書いた4000字くらいの文章が掲載されています。タイトルは、「けっして到達できぬ絶対解答(ファイナル・アンサー)へ向かって ――ロックの模範解答? ジ・アンサー…

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