泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

     〈当ブログは一部アフィリエイト広告を利用しています〉

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

電動箱戦国時代

エレベーターというのは、実はとっても特殊な乗り物である。副詞「とっても」は、広末涼子を意識して使ってみた。マジでなんの5秒前でもない。デパートで下りのエレベーターに乗ると、二人の先客がいた。一人はお婆さんと呼ぶと微妙に怒られそうな中年女性、…

悪戯短篇小説「世界に一つだけの花を見つける世界に一つだけの方法」

私は世界に一つだけの花をついに発見した。世界に一つだけの花は、世界に一つだけの村にある世界に一つだけの森の奥の世界に一つだけの沼のほとりにひっそりと咲いていた。世界に一つだけの花は、私にとって間違いなく世界に一つだけの花だったが、皆にとっ…

Copyright © 2008 泣きながら一気に書きました All Rights Reserved.