泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『THE LIVING INFINITE』/SOILWORK

The Living Infinite -Limited 2CD Digipak- [from UK]アーティスト: Soilwork出版社/メーカー: Nuclear Blast発売日: 2013/03/01メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るなぜか聴くたびに印象が変わる。メロディもリズムも全編フックに溢れていて近…

今からでも間にあう「今でしょ!」誤用法

流行とは怖いもので、東進ハイスクールのCMに端を発し、トヨタのCMですっかりメジャー感を獲得した林修先生の「いつやるか? 今でしょ!」という決め台詞も、すでにこすり倒された感がある。しかし使い古されたからといってなんでもすぐに捨ててしまうのは、…

プエルトリコで増える亀

WBC準決勝プエルトリコ戦、敗戦はもちろん残念だがそれ以下に気になることがあった。もちろん残念な気持ちのほうが圧倒的に上だから「それ以上」ではない。多くの日本人は「プエルトリコ」という国名のイントネーションを、「ふえるわかめ」の調子で認識して…

リニューアル渋谷駅の乱

新しくなった渋谷駅がカオスと化している。顔酢。みな酢を飲まされたような顔でさまよい歩いている。「だからお母さんきのうお酢買ってきたって言ったでしょ」「紛らわしいの買ってくんなよ。りんごジュースに見えんだよ!」誰もがそんな顔をして歩いている…

深よさそうで深よくない少し浅いいかと思いきやそうでもない話

書店でナンパされたのはさすがに初めてだ。文庫本を立ち読みしていると、右サイドから明らかにこちら向きに声がする。「すいません。オススメの本とか、教えてもらえませんか?」こちらは花粉症対策でがっつりワイヤー入りマスクをしているから話しかけられ…

「小説でしかできないこと」しかやらないという冒険〜『三姉妹とその友達』/福永信

個人的には中原昌也・青木淳悟・福永信という芥川賞未受賞作家の三人こそが、ここしばらく日本文学の先頭を走っていると思っている。そんな福永信の最新作はもちろん問題作。「スマートフォンを海へ投げ捨て、貝がらを耳にあてろ!」という謎の帯文が、ふざ…

「WBC」とは何か?

さて、「WBC」とは何の略なのか。わかっているのにわかってないふりをして議題を進めたいと思う。正確にいえば、知っているだけで根本的に「わかっている」わけではない。とくに「Classic」のあたり。適当に辞書を引くと「伝統的行事。由緒ある試合」という…

詩「湯切りのわたし」

カップ焼きそばには湯を多めに入れてもいいんだぜ カップ拉麺と違ってたっぷりめに入れてもいいんだぜ味薄くならないから 湯は捨てられる運命にあるからYou Must Die! 湯増すとDie!でもこぼれない範囲ならいいんだぜ もうこぼれたらこぼれたでいいんだぜ面倒…

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