泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

コラム

人生半分損してる

人生の半分というのは、思いのほか小さな分量であるらしい。「ピクルス食べないの? それ人生の半分損してるよ」 酢漬けの半生。「おしぼりで顔拭かないの? それ人生の半分損してるよ」 なのに脇は拭くのね。「『ターミネーター』の1観たのに2観てないの? …

自作短篇小説「窓のない観覧車」をマインドマップ化する試み(本末転倒)

小説を書く手段として、いわゆる「マインドマップ」というものを使ってみようと思った。いま流行っているのか、それともだいぶ前から流行っているのかもしれないが、以前お笑い芸人のかが屋がネタ作りの際に使っていると聴いて、なんとなく気になってはいた…

あぶないタッチ病

長年愛用していたiPhone 6が壊れた。かもしれない。かもしれなくないかもしれない。なんといっても「6」だ。いったい何世代前の機種ということになるのか。もちろん普段から動作は重い。それが故障による症状なのか、単に性能が時代に置いてけぼりを食ってい…

言語遊戯「俳句延長戦」

これまで当ブログでは「ことわざ延長戦」と称して、ことわざに何かしらのフレーズを勝手につけ足すことで、ことあるごとにその力を無効化してきた。tmykinoue.hatenablog.comなぜそんな必要が?それはさておき、ことわざの延長が可能ならば、ほかにも延長で…

令和十大あけましておめでとうございます2022

あけましておめでとうございます!(開かずの扉を金と権力で)あけましておめでとうございます!(こんなとこにいるはずもないのに路地裏の窓を)あけましておめでとうございます!(ミルクボーイがネタ冒頭で客席からもらった網戸を)あけましておめでとう…

【もしもシリーズ】もしもドラクエの防具屋にあの有名人の装備があったら

国民的RPGである『ドラゴンクエスト』シリーズには様々な武器や防具が登場する。中にはかなり入手困難なものもあって、しかし本当にレアな装備とは、有名人が実際に身につけている一点物ということになるのではないか。というわけで、(どういうわけ?)今回…

【考察】城本クリニックのCMの女性は、なぜあんなに転げまわっているのか?

CMというのはよくわからないもので、時にその難解さは哲学や純文学をも超える。単に何も考えずフィーリングで撮影しているだけなのかもしれないが、それにしたって無意味ほど難解なものはない。たとえば長年に渡って流れ続けている『城本クリニック』のこのC…

壊れかけのイヤホン

先日、いつも使っているイヤホンが壊れかけた。それはもう壊れかけたのである。スマホを買ったときに付属していた安っぽいやつだが、案外音が良いのでそのまま使っていた。ヘッドホンは別に有線とワイヤレスのを持っている。もっと言えばワイヤレスのイヤホ…

言語遊戯「ことわざ延長戦」第4戦

本来短く言い切るからこそ意味のあることわざに、余計な情報を足して無駄に長くしてみようという究極の蛇足企画第4弾。いわば引き分けでもないのにおこなわれる不毛な延長戦。理由なく長すぎて松木安太郎も怒り出す不可解なアディショナル・タイム。長引けば…

破くまえに読む

以前から気になっている表現に「読破」という言葉があって。言うまでもなくそれは「(書物を)最後まで読み通す」という意味ではあるのだが、それにしても破く必要はない。もちろん最後まで読んだところで実際に破く人など滅多にいないはずだから、読み切っ…

今さラー油

先日スーパーでラー油を買おうと思い、久々にラー油売り場を覗いてみたところ、かつてその画期的なネーミングセンスで一大ブームを巻き起こしたあれと目が合った。 『辛そうで辛くない少し辛いラー油』 懐かしかった。目頭が熱くなった。熱くなりそうで熱く…

台風狂想曲

とりあえず、何かにつけて「最大級」的な文言があちこちに躍っていた台風10号の被害が思ったほどではなくて勝手にひと安心しているが、それでももちろん被害に遭っているかたもあると思うし、むしろこれからがシーズン本番であると考えるべきかもしれない。…

客中求人4~「お客様の中に、○○なかたはいらっしゃいませんか?」~

《アテンション・プリーズ、アテンション・プリーズ。機内でトラブルが発生いたしました。お客様の中に、これから申し上げる条件に該当するお客様がおられましたら、お近くのキャビン・アテンダントまでお声掛けくださいますと幸いです》 「お客様の中に、ク…

レジ袋有料化後の世界

いま我々は、レジ袋有料化以後の世界に生きている。もうあと戻りはできない。いや、しようと思えばできるんだろうけど。レジ袋が完全有料化されたおかげで、あちこちで珍妙な光景を頻繁に見かけるようになった。弁当と缶コーヒーと漫画雑誌を両手いっぱい胸…

コロナ禍頻出語迎撃用メタルソング13選

コロナ禍に頻出しているキーワードにまつわりそうでまつわらない、でも頑張ればまつわっているように聞こえなくもない感じの、主にメタルソング13選を貴方に。【自粛警察】 通報者の動機はきっと――St. Anger、 www.youtube.comだがその光景は客観的に見れば―…

トイレットペーパーの変

新型コロナウイルス絡みのデマに踊らされてトイレットペーパーを買い占めた奴らの部屋に、アメマバッジの大量在庫が降り注ぐといい。アメマバッジがわからない人は、ぜひこちらを読んでみてほしい。泣きながら笑えると思う。二・三個なら僕だってだいぶ欲し…

企画倒れの「五字熟語」

思いついたときは電球が光るようなひらめきを感じたのに、いざ本腰を入れて考えてみるとちっとも面白くないということはよくある。いわゆる企画倒れというやつである。世の中の企画書の冒頭に書かれているのは、大半がこのようなアイデアと相場が決まってい…

間違いだらけの「新語流行語全部入り小説2019」

ある朝求人サイトにあな番の広告が出ていた。電話をかけてみたらいきなり採用となった。あな番とはアナウンサーの番組でもアナーキーな番長でもなく、穴の見張り番をする仕事だと説明されて、それくらいなら僕にもできると思ったのが不幸のはじまりだった。…

「邦ロック」の支配者

近ごろの若い人はどうやら、日本のロックのことを「邦ロック」と呼んでいる。この呼び方が、個人的には抜群に野暮ったく感じられるのだが、それはなぜか。これを真面目に考えてみたところで、正解などないことは最初からわかっている。いや先に言ってしまう…

とんがりコーンのとんがらせかた

とんがりコーンをとんがらせるのがいかに大変かという事実は、意外と知られていない。多くの人は、とんがりコーンが生まれつきとんがっていると思い込んでいることだろう。だがそれは大いなる勘違いである。生まれつきとんがっている不良がいないように、生…

ラーメン小袋攻城戦

僕らは相も変わらず「マジックカット」に翻弄されている。あの切れ目がないのに不思議と切れるマジカルな彼奴に。今日作ったカップ緬には三種類の小袋が入っていた。それが見事に(そして無駄に)三者三様で。第一の袋は、天地(上下)がギザギザになってい…

言語遊戯「ことわざ延長戦」第3戦

「こと」ばの「わざ」というよりは、「こと」ばを「わざ」と使いにくい形にしてしまっているであろうことわざ「ちょい足し実験」も第3弾。前回までは、わりと上手いこといってやろう、という意欲がそれなりに見られたけれど、こうやって続けていくと徐々に脱…

言語遊戯「ことわざ延長戦」第2戦

前回が好評であるという思い込みに基づき、ことわざの後にフレーズを足してみたらどうなるか、ということわざ「ちょい足し実験」の第2弾をお送りしたい。こうなるといくらでもやりようはあるような気がしてきた。意味など、無理やりこねくり回していれば何か…

言語遊戯「ことわざ延長戦」

ことわざは短くまとまっているからこそ有用である。本来ならば長いこと説明しなければ伝わらないような人生の機微を、たった一行で伝えるからこそことわざには存在価値がある。きっとそうなんだろうと思う。だけどそれだけじゃないだろう。本来の言いたいこ…

スマホゲームのハンドルネームどうつければいいのか問題

皆さんご存じではあると思うが、世界十大問題のひとつに「スマホゲームをプレイする際のハンドルネーム問題」というのがあって。僕はそんなにゲーム全般に常時興味があるほうでもなくて、やるゲームといったら戦国シミュレーションかサッカーかオートバイレ…

日本十大あけましておめでとうございます2019

せめて年の初めくらいは、真面目にごあいさつをと思い。(思う自由) あけましておめでとうございます!(偉人の棺桶を)あけましておめでとうございます!(ようやく半熟になったかさぶたを)あけましておめでとうございます!(選挙ポスターの目に画鋲で穴…

ネジゴンクエスト~真空のネジ穴~

日常には様々なミッションが潜んでいて、その規模が大きければまた達成感も大きいとは限らない。たとえば面白いゲームというのは達成感を得られるものだが、その面白さの主たる要因は何かというと、基本的には難易度設定であると思う。これは仕事でも遊びで…

竹届物語

今日は海女損に注文していたさまぁ~ずの青竹一樹が届いた。いやこの竹がもしも都会派なら青竹まことかもしれず、演技派なら青竹しのぶかもしれない。わりといい値段がしたのは、これがかぐや姫を輩出したその竹だからだろうか。だとすれば、「かぐや姫使用…

「新語流行語全部入り小説2018」

あるテニスの試合のハーフタイム中に、U.S.A.帰りのなおみがTik Tokの動画を観ながらかつお節のおにぎりを食べていた。これすなわち、ご飯論法でいうところのなおみ節である。これはそのとき食べているものと、食べている人の名前をただくっつけてしまうとい…

風邪の歌を聴け

考えてみれば、その日は朝起きた瞬間から妙な浮遊感があった。週の初めに風邪の症状を自覚してから五日目となる木曜の朝、六時過ぎにふと目が覚めた。前日の夜、すっかり風邪のピークは過ぎて、あとは時間の経過とともに自然治癒していくはず、という確信が…

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