泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『WE'VE ALL BEEN THERE』/ALEX BAND

まずジャケットを観て「すわ、ヴィジュアル系に転身か」と驚くが、裏ジャケには通常の立ち姿が平然と写っていて、音楽性も特にそっち方面というわけではない。さらに言うなれば、もひとつ紛らわしきはそのアーティスト名。「アレックス・バンド」と言われる…

天敵・試食おばば

やさしかった試食おばば…でもやさしかったけれど苦手だ。苦手なものは苦手なんだからしょうがない。人としてではなく、もう職種として苦手なのだ。試食おばばというジャンルが。無駄にデカい近隣のパースーで、じゃがを買おうかどうか迷っていた。それはじゃ…

【考察】赤井英和は、なぜあんなに大きくなったのか?

「アリという小さきものの象徴を社名に掲げながら、逆にとんでもなく大きな存在(と業績)になっている」といういわば逆説をさりげなく伝えたがっているように見える例の引越社のCM。しかし「逆に」がうまいことハマッている場合それは最も疑うべき事態であ…

『松本人志のコントMHK』

NHKで松本人志がコント番組をやると最初に聞いたとき、「これは予算を思いきり使えるNHKの力を利用する魂胆か」と思った(そしてそれは、芸人にとって正しい魂胆だ)が、それが必ずしも良い方向に働くかどうかは未知数だった。むしろ「予算を多く使える」と…

知らぬ存ぜぬ歩行費

解けない数式なんてものは、数学嫌いの人間にとってこの世にいくらでもあるが、それ以前にまだ生まれてない数式ってのもたくさんあって、きっと答えよりも、生活上必要な数式をリクエストすることのほうが大事なんじゃないかと思う。いま急に思う。というの…

『バクマン。』10/大場つぐみ・小畑健

アニメ化のタイミングに合わせて、一気に面白くなってきた。いや、一気に面白くしてきた、というほうが正しいかもしれない。その力の入れようは、主人公たちが描く作品、つまり漫画内漫画の充実度が物語る。これまでは単に方向性を示すためのみに提示されて…

青空のもと白けた面で赤い服を着て

人の好みはそれぞれ意外とハッキリしているものだから、気づいたらクローゼットに似たような服ばかり並んでいる、というようなことはよくある。これに対処する方法は、おそらくは今のところない。今日僕は赤×白のTシャツを着て青×白のスニーカーを買いに行く…

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