泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

あらゆる過剰に愛情を

本日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』5月号に、 9mm Parabellum Bullet『Revolutionary』 tacica『神様の椅子e.p.』 D.W.ニコルズ『ONELBUM』 のディスクレビューと、 ロッチ『ロッチラリズム』 ハライチ『ハライチ』 東京03『第九回東京03単独ライブ いらいら』 …

『楢山節考』/深沢七郎

楢山節考 (新潮文庫)作者:七郎, 深沢発売日: 1964/08/03メディア: 文庫日本文学史上の名作とされる「楢山節考」。しかし期待に反して表題作は特別面白いとは感じなかった。良くある昔話というくらいの印象。もちろん上手いが。ここではむしろ、この中に収録…

近頃半聴目録

まだ聴き込めていない段階のメモあるいはメモリー。●『MERCY FALLS』/SEVENTH WONDER 北欧のプログレ・メタル3rd。日本盤未発売。 DREAM THEATERの1stをヨラン・エドマンが歌った感じ。 この手のバンドにしてはVoが安定している。 透明感がありながらもヨレ…

生まれかけのradiko

3月15日より、インターネット上でラジオをフルに聴けるようになった。そのプロジェクト名(?)を「radiko(ラジコ)」という。「RIKACO」のようなひと昔前のお洒落感とミジンコのような矮小さが滲む名前が切ないが、「RIKACOのデコ皺には無数のミジンコが住…

「悪い人はいない」シリーズ

「犬を好きな人に悪い人はいない」とかよく言いますが、そうとも限らないのが世の常。ドッグフードを万引きする人もきっといるはずだし、「犬の糞は持ち帰れ」的な看板もあちこちに。しかし一方で、「人間の良心」を心から信じてみたい、信じたいという気持…

今や日本の欧文バンド名のほうが気が利いている、ような気が時にする

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』4月号に、Nothing's Carved In Stoneのライヴ評と、Northern19の新作、Base Ball Bearの武道館DVD、NICO Touches the WallsのPV集のレビューを書きました。

『BLACK GIVES WAY TO BLUE』/ALICE IN CHAINS 『ブラック・トゥ・ブルー』/アリス・イン・チェインズ

◆蒼い憂愁が真っ白な希望を立ち上げる謙虚さと自信について、よく考える。人間にとって大切なのは、何よりもこの二つであるように思う。まるでどこかの社長が新入社員向けのスピーチで言いそうなことだが、それ自体はおそらく間違ってはいない。しかしこの両…

『REQUIEM OF TIME』/ASTRAL DOORS 『レクイエム・オブ・タイム』/アストラル・ドアーズ

今やすっかりヴィジュアル系ニュースキャスターに転身してしまった古舘伊知郎的に表現するならば、「納豆唱法」とでも呼びたくなる粘っこ〜い歌唱法でおなじみ、ニルス・パトリック・ヨハンソン率いるバンドの5thアルバム。基本的には相変わらずの後期BLACK …

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