プレイリスト
気づけば四ヶ月もこのブログを放置していた。なのでとりあえずなにかしら書いておこうというくらいの気持ちでいまこれを書きはじめている。その間ずっとほかのものを書いたり直したりし続けてきたわけだが、そちらはこの先どうなるのかわからない。そうなる…
今年に入ってから、なぜか北欧デスメタル系バンドがゴシック寄りに変化/進化した作品に充実したものが多く、よく聴いている。界隈には「OPETH化」とも言うべき全体の流れがあるように思うが、いずれもそれなりのベテラン勢であり、当初のコアでエクストリー…
最近聴いたり読んだりした/している作品についての所感。 【音楽】 ◆『MY FATHER'S SON』/JANI LIIMATAINEN マイ・ファーザーズ・サンアーティスト:ヤニ・リマタイネンマーキー・インコーポレイティドビクターAmazon 元SONATA ARCTICAのギタリストのソロ作…
1位「Runner Of The Railways」/MARKO HIETALA元TAROT、現NIGHTWISHのマルコ・ヒエタラ初のソロ・アルバムより、もっとも初期TAROTっぽいこの文字通りの疾走曲を。曲名から真っ先に思い浮かべたのはIRON MAIDENの「The Loneliness Of The Long Distance Run…
1位『WE ARE THE NIGHT』/MAGNUS KARLSSON'S FREE FALLウィー・アー・ザ・ナイトアーティスト:マグナス・カールソンズ・フリー・フォール発売日: 2020/06/10メディア: CD敏腕職人ギタリストと新旧実力派ヴォーカリストたちの共演。正統派HR/HMの新たなる教…
じゃなくてジョージ・オーウェルを最近ようやく読みはじめた。このタイトルから、OLの格好をした高橋ジョージを期待してしまった人には本当に申し訳ない。著者近影を見る限り、髪型は少し似ているかもしれないが。なぜ今ジョージを読もうと思ったかといえば…
コロナ禍に頻出しているキーワードにまつわりそうでまつわらない、でも頑張ればまつわっているように聞こえなくもない感じの、主にメタルソング13選を貴方に。【自粛警察】 通報者の動機はきっと――St. Anger、 www.youtube.comだがその光景は客観的に見れば―…
アルバムに続いて曲単位の年間ベスト10を。例年、どうしても年間ベスト10に選んだアルバムの収録曲が多くなってしまいがちでつまらないので、今年はアルバムのベスト10に入っている楽曲はあえて除外して選んでみた。ちなみに公正を期すため、上記の理由によ…
1位『PARADIGM』/ECLIPSEParadigmアーティスト:Eclipse出版社/メーカー: Frontiers発売日: 2019/10/11メディア: CDまさか彼らがこの段階で化けるとは思わなかった。スウェーデン産中堅ハード・ロック・バンドの7枚目。北欧古来の美旋律ハード・ロックにジョ…
音楽を聴取あるいは評価する単位として一般的なのは、言うまでもなく「曲単位」か「アルバム単位」だろう。特にアプリやYouTubeで聴くことが増えている昨今、その比重はだいぶ前者に寄ってきているのかもしれない。しかしそんな「単位」は、あくまでも商品と…
いま僕の中で巻き起こっている3大ブームは、『キング・クリムゾン』『ケンドーコバヤシのテメオコ』『青い鳥』の3つである。最初のひとつのみ、はからずも「ジョン・ウェットンの死」という哀しいニュースと若干リンクしてしまったが、これらは基本的に世の…
選曲テーマは、「狂気と整合性の両立、あるいはせめぎ合い」。ジャンル的にはプログレ外のものも含む。聴けば世界観の広がる10曲。 【Song/ARTIST/ALBUM/Time】①「No Opportunity Necessary, No Experience Needed」/YES/『TIME AND A WORD』/4:50映画…
1位『SORCERESS』/OPETH SORCERESS-DIGIPAKアーティスト: OPETH出版社/メーカー: NUCLE発売日: 2016/09/30メディア: CDこの商品を含むブログを見るプログレッシヴ・ロックが追い求めてきたものは、難解さ、複雑さ、高度な技術などではなく、その先にある美…
近ごろ読んだもの聴いたもの何かしらの引っかかりがあったもの。 【小説】★『ある完璧な一日』/マルタン・パージュ ある完璧な一日作者: マルタン・パージュ,河村真紀子出版社/メーカー: 近代文藝社発売日: 2016/09/30メディア: 単行本この商品を含むブログ…
METALLICAというバンドは、間違いなくハード・ロック/ヘヴィ・メタルという音楽を世界中に行き渡らせることに貢献してきた。特に2000万枚以上を売り上げ、いまだビルボードにチャートインしている91年作『METALLICA』(通称「ブラックアルバム」)をきっか…
拝啓 暴言王様におかれましては、時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。このたびヒラリー・クリントンとの「War Of Words」に勝利し、「When I’m President」になったものの、直後からデモが起こるなどして、早くも「The Enemy Inside」な貴方。そ…
このたびのアメリカ大統領選において、ドナルド・トランプがショッキングな勝利を収めた。大統領選といえばもちろん政治の話だ。僕も政治学科出身者のはしくれとして何かを言ってみようと思ったが、大学で何かを学んだ覚えがないということをすぐに思い出し…
例年になく雨が多かったり、涼しくなったと思ったらまた暑くなったり、そのせいで風邪をひいていまいち治りきらなかったり。世間様ほど夏にやんちゃをしたわけでもないのに、海にも山にもフェスにも行っていなければバーベキューもすいか割りもしていないの…
哀しいときに明るい曲を聴くと元気が出る人と、あえて哀しい曲に寄り添ってもらうことでむしろ悲しみが癒されるという人がいる。では雨の日には、明るい曲と哀しい曲、どちらを聴きたくなるだろうか。これも基本的に、落ち込んだときに「自分を奮い起こす」…
メタル・ファンからは「軟弱だ」と謗られ、パンク・ファンからは「遅すぎる」とナメられ、ポップス・ファンからは「うるさすぎる」と敬遠される。そんな名曲たちが、洋楽には実のところ数多く存在している。 普通に考えれば、その三つの中間にあるのがちょう…
近ごろ読んだり聴いたりしたもの。共感にしろ違和感にしろ突き抜けているもの。【小説】 ★『ゼーロン・淡雪』/牧野信一 後藤明生の『小説は何処から来たか』に取り上げられていて、気になった作家。 後藤明生が好むということはつまりユーモア作家なわけだ…
★アーティスト名アルファベット順《計73作品》『BLACK GIVES WAY TO BLUE』/ALICE IN CHAINS 『OVERCOME』/ALL THAT REMAINS 『EVERYDAY DEMONS』/THE ANSWER 『THE ROOT OF ALL EVIL』/ARCH ENEMY 『CROSSING THE RUBICON』/ARMAGEDDON 『RAID』/ATSU…
最近聴いているものや読んでいるもの。 願わくば毛穴から浸透させたいもの。【洋楽】 ★『ENDGAME』/MEGADETH 最近こればかり聴いていて他が聴けない。 初期のスピードと奇天烈さをかなり取り戻した力作。 もちろん「完全に」ではない。 「原点回帰作」とい…
いま聴いているもの読んでいるもの、それでいてまだ理解が半熟状態であるもの。【洋楽】 ★『LEAVE THIS TOWN』/DAUGHTRY 第一印象は、1stに比べるとだいぶ地味。 しかし聴き込めば良くなる予感はある。 全体に起伏に乏しく、当初は似たような曲が続く印象を…
まだ聴き込み不足だったり読みかけだったり。【音楽】 ★『OCTAHEDRON』/THE MARS VOLTA(他、過去全作) 新作は予想以上に静か。 相当な問題作。 この静けさに負けないだけのメロディをこのバンドが備えているのか否か。 要聴込。★『BEG FOR IT』/HARDCORE…
「プレイ中にリストラ」の略ではありません。 仕事中にプレイしてたらリストラされても文句は言えません。 しかし仕事をプレイする奴は出世します、とか安易なビジネス書が言いそうで。一方、「浪速のプレスリー、いったんリストラ。その後激太り」の略であ…