泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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最近の耳寄りSONGS

今年に入ってから、なぜか北欧デスメタル系バンドがゴシック寄りに変化/進化した作品に充実したものが多く、よく聴いている。

界隈には「OPETH化」とも言うべき全体の流れがあるように思うが、いずれもそれなりのベテラン勢であり、当初のコアでエクストリームな姿からすると、大きくその音楽性をシフトしている人たちも。それがここへ来て、メロディアスな側面を見事に開花させているのが興味深い。

特にENSLAVEDのように、ARCH ENEMYIN FLAMESあたりのメロディック・デス系を愛聴する一般のメタルファンでさえもかつて聴くのを躊躇ったようなブラック・メタル/エクストリーム・メタル系バンドが、ここまで美しく変化/進化しているという事実は驚嘆に値する。もはや「キャッチー」とすら言いたくなる瞬間も、数多く訪れる。

それぞれが耽美性を強め、美しいメロディとプログレ的な展開美を大胆に導入している。それでいて付け焼き刃のような感触がないのは、それらもまた、あるいはそれらこそが、彼らの奥底に隠されていた「本質」であったということなのだろう。


◆『HEIMDAL』/ENSLAVED

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◆『FASCINATION STREET SESSIONS』/IHSAHN
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◆『ANNO1696』/INSOMNIUM

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◆『VOID OF STARS』/KATATONIA

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