泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

思いついたこと思いついた順に書くぞ日記

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このブログもすっかり短篇小説だらけになっているが、そもそもは日記を書くためにはじめたような気がする。音楽や『M-1』のレビューを書くためだったかもしれない。いずれにしろ、小説ブログになるはずじゃあなかった。だがそれはそれでいい。むしろ小説のほうが書きやすくなってきている節もある。

しかしフィクションだらけだと窮屈な感じもして、「書いている人の顔が見えない」とか言われそうだ。ときどきそう思わないでもない。実際に言われたこともある。だからたまには、思ったことをダラダラと日記のように書いてみたい。かといって、じゃあ短篇小説はそんなにキッチリ書いているのかと言われれば、そんなことは全然ない。

思ったことを思った順に書いてあるような小説が好きで、自分で書くときもあまり組み立てたくはない。しかし推敲はそれなりにしんどい作業だ。この日記のタイトルはもちろん、深沢七郎の『言わなければよかったのに日記』のパロディだ。読もう読もうと思いつつまだ読んでいないが、あれは秀逸な題名だと思う。

彼の代表作『楢山節考』のレビューならこのブログに以前書いた。といっても、併載されている別の作品のことばかり書いた。

tmykinoue.hatenablog.com

ちなみに今は、カフカの『城』を再読している。本屋も図書館も閉まっているのなら、原点に立ち戻るべきだろう。

『城』はたぶん一番好きな小説だが、とにかく何度読んでも飽きない。保坂和志も言っているように、話の筋が憶えられないから面白い。そして「前言撤回」が頻繁に行われる不安定な会話文の妙。同一人物が、ひとつのカギ括弧内で平然と真逆のことを言いはじめる。なのに会話として成立しているように読めるという、カフカ特有の不思議な手法。ああいう「人間の思考の揺れ」が反映された会話を書きたいが、難しい。

こちらもかなり前にレビューを書いた。あのころはまだ、かなり緩いレビューを書いていたことがわかる文章。なんだか過去記事を読ませるための日記みたくなってきているが、そういう意図で書きはじめたわけではない。

tmykinoue.hatenablog.com

そしていよいよ待望のドラマ『家政夫のミタゾノ』がはじまった。なんだかんだでシーズン4。今回もまた気合いの入った初回で、ミタゾノの強烈なキャラクターはもちろん、二転三転する展開が素晴らしかった。すべての汚れをいったん浮き出させたうえで、いっぺんに洗濯するという家政夫的一網打尽感。物語進行上の多少の無理はご愛嬌。

このドラマに関しては、シーズン2のときにテレビ批評ブログのほうに書いた。自分でも内容は忘れているが、ずいぶん熱心に書いている。

arsenal4.blog.fc2.com

思いついたことを思いついた順に書いたら、なぜか作品論ばかりになってしまった。もうちょっと日記らしい日記を自分ではイメージしていたのだが、イメージ通りにならないほうがむしろ思いついた感があっていいような気もする。

さてここまで来ると、最後になにかオチや締めが欲しいところではある。だがそんなことをしたら、思いついたことを思いついた順に書いたように見えないので、今回はここで唐突に終えることにする。またこういう書きかたをするかもしれないし、しないかもしれない。予定は未定。未定は予定。


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