さてグループリーグも2試合目となると、観るほうとしてもそろそろバテてくるうえに、書くこともあまりなくなってくるような気が。そこまでして書く意味があるのだろうか?(いや、ない。けど、書く)
【ドイツ対ハンガリー】
この日フルで観た唯一の試合。ドイツは本当に好調なのかどうか。
アーセナル的にはハヴァーツだが、彼も実のところ、良いのか悪いのかパッと見わかりにくい選手。
アーセナルでも彼はいつもそんな感じで、動き出しの質は常に良いのだが、シュートに関してはわりと気まぐれというか、決まりそうなときに決まらなかったり、ここぞというときに確実に決めてみたり。
僕もはじめそうだったが、その感じを見慣れていない人にとっては、背が高いのと表情が飄々としているせいもあってつい「でくの坊」に見えがちで、彼のワントップには常に賛否両論がある。
アーセナルではシーズン後半目に見える結果を出していたので、最終的にはみな彼を見直すことになったが、チームの結果が出ていないときには批判の標的にされやすい選手ではある。
今回は点を取れなかったので悪い部類になってしまうかもしれないが(1トップの宿命)、彼はむしろ周囲を生かす選手でもあるので、彼を中心にしっかり見直せば良いところもたくさん見つかるかもしれない。まあそこまではしないわけだけど、どこの組織にもこういう人材が1人くらいはいるような気も。
そして相変わらず目立つ活躍を見せているのはムシアラ。やはり彼はプレイに華があるというか、そのリズムに明確な個性があって、いわゆる「違い」を生み出せる選手。
「牛丼」ことギュンドアンも好調で、彼とクロースという実績充分のベテランが中央で指揮を取っているのが、いまのところこのチームのたしかな軸になっている。
だが1戦目ほど圧倒的という感じでもなかったか。
一方でハンガリーは、やはりソボスライが際立って躍動していたが、決めきれなかった。2-0で開催国ドイツの順当な勝利。それにしてもドイツのピンク×紫のユニフォームには、大いなる違和感。
先制点を取られるのはクロアチアにとって想定外だっただろうが、そこから逆転するのは実にクロアチアらしい粘り。しかしそこからさらに追いつかれるとはらしくない。
いかに鉄人揃いとはいえ、スタミナ頼みのスタイルを続けるには、全体にもう難しい年齢だということか。
【スコットランド対スイス】
ハイライトで観る限り、思いのほか良い試合であるように思えた。スタッツもほぼ互角。ちゃんと観るべきだったか…。
ティアニーがまた大きな負傷をしてしまったようで心配。
そして今夜はデンマーク対イングランド、スペイン対イタリアと注目のカードが2つ。イングランドは左サイドをどうするのか問題。