ちなみに曲名前の番号は、順位ではなく紹介したい順あるいは曲順に近い意識で便宜的につけたものです。
1.「Room For One More」/ANTHRAX
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一曲を通じて楽曲の主導権を握るドラムの圧倒的存在感。
もはやギターと一体化したドラム・リフが遠慮会釈なく跳ねまわる。
リード楽器としてのドラムの可能性を感じさせる一曲。
2.「Bitter Peace」/SLAYER
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重々しいイントロからゆっくりと坂を登り、頂上でいったん静まったかと思いきや、一気に急降下する1:32~の乱れ打ちで確実に首を持っていかれる。そのジェットコースター的展開美。
警告を発し続けるが如きシンバルの音色も兇悪。
3.「Running For Cover」/LOUDNESS
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隅から隅までとにかくアイデアに溢れ、多彩に展開されるリズム・パターンに翻弄される悦び。
高崎晃のギター・テクニックに対抗するどころか、むしろそれを積極的に引き出すが如き攻めのスタンス。
4.「Sole Survivor」/HELLOWEEN
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新加入ドラマーの紹介を新作1曲目のイントロで完璧に済ませるというJUDAS PRIEST「Painkiller」的手法。
かの曲は有名すぎて今回の10選にはあえて入れてはいないが、あれはもはや殿堂入り扱い。
この曲もまた、新たな戦いの幕を開ける号砲のようなドラミング。
5.「My Ressurection」/YNGWIE MALMSTEEN
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コージー・パウエルといえば挙げたい曲はいくらでもあり、10選の大半を彼のドラムで埋め尽くしてしまっても構わないほど。だがここはあえて、王者イングヴェイのギター・プレイの圧倒的存在感をドラムが凌駕してしまったこの曲を。
特にサビの裏で銅鑼のように遠慮なく叩きまくっているあたりは圧巻。
イングヴェイとの純粋な相性で言えば、コージーのようにタメるタイプよりも走るタイプのほうが良いように思うが、この曲に関しては明らかに彼のドラム・プレイが楽曲の格を一段上げている。
6.「Nothing Ever Dies」/KAMELOT
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重量感とタイトさを両立した音色にまず惚れ惚れするが、この曲に関してはわりとピンポイントな一箇所の魅力に絞った選曲。
ギター・ソロ明けの3:45以降、一周だけギター・リフとシンクロするパートのもたらす高揚感が半端ない。
あえてほかの箇所ではそれをやらず、ここ一発で仕留めてみせるその一撃必殺感。
7.「Primal Concrete Sledge」/PANTERA
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重厚な体格から繰り出される、人間離れしたツーバスの驚異的破壊力。
だが人間離れはしているが、実際のところ機械ではこの音は出ない。
あいだを取ってヴィニー・ポールは人造人間だったということにでもしておこうか。
8.「Dirty Black Hole」/VAI
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フランク・ザッパとの活動で知られる名手テリー・ボジオの技が、奇才・スティーヴ・ヴァイの楽曲上で自在に踊り狂う。
Voのデヴィン・タウンゼントも含め、各パートの容赦ない自己主張が火花を散らすような化学反応を引き起こしている。
9.「Under A Glass moon」/DREAM THEATER
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プログレであると同時に至極メタリックな曲調でありながら、これほどまでにヘッドバンギングが難しい曲もない。
メロディもリズムもめくるめく展開し、摑みかけたころにはすでに次の場面へと連れ去られている。
これほどに多彩なリズム・パターンを、いったいどうすれば憶えられるのかが不思議でならない。
10.「Ashes In Your Mouth」/MEGADETH
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最後は「Master Of Puppets」/METALLICAとどちらにしようか迷ったが、あちらは誰でも思いつきそうなのでこちらを選んだ。
もちろん、METALLICAの楽曲にもこのリストに挙げたいものがいくつもある。
ドラムではじまりドラムで終わっていくこの曲は、このテーマの締めくくりにふさわしいのではないか。



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