泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2018-06-28から1日間の記事一覧

男とアンテナと異邦人

先日、昼過ぎに公園を歩いていると、池の縁に立っている初老の男を見かけた。とはいえ人が死ねるほどの深さを持つ池ではないから、自殺志願の心配はない。佇むといった陰鬱な雰囲気はなく、むしろ仁王立ちの誇らしさで背中を反らせ気味に立っている。後ろか…

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