泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2018-03-15から1日間の記事一覧

短篇小説「挟まれたい男」

ある朝男はマットレスと掛け布団のあいだ、いわゆる冷静と情熱のあいだに挟まれた状態で目が覚めた。つまり至って標準的な起床であったということになる。ただこの日に限っては、なぜか布団を上から「掛けている」というのではなく、上は布団から、下はマッ…

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