『1Q84』/村上春樹 追記

村上春樹の『1Q84』はたしかに力作なのだが、今という時代において彼の言葉から匂い立つ「致命的なダサさ」についての批判がなさすぎると感じている。相変わらずのレモンドロップ&自作サンドウィッチといい、ジャズやクラシックを賛美しロックを無条件に見下す姿勢といい、タイトルの駄洒落感といい。格好よさの基準が圧…