たまにははてなブログの【今週のお題「わたしのプレイリスト」】に則って、2021年上半期によく聴いた7曲を。
◆「Siberia」/CREYE
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スウェーデン産プログレ・ハード。
ルックスに反する圧倒的透明感に、心が洗われる。
隅々まで気の利いたアレンジも絶妙だが、何よりも歌メロのキャッチーさが大前提として素晴らしい。
◆「My Loveless Lullaby」/ART OF ILLUSION
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こちらもまた北欧美旋律の極み。
アートでありファンタジー。
詳細は以前書いたディスクレビューにて。
◆「Brain To Brain」/THE DATSUNS
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正直なところ、今さらな感のある7年ぶりの新作に期待はしていなかったのだが、これは嬉しい誤算。
元々レトロなことをやっているから、古びるはずもなくむしろ新鮮にすら。
イントロのフレーズ一発で持っていく力がある。
◆「Heat Above」/GRETA VAN FLEET
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彼らもまた70年代ロックを体現する「古典派」だが、こちらはまだ20代前半と圧倒的に若い。
どこからともなく立ち上がる郷愁。圧倒的夕焼け感。
2作目にして、さらに渋さを増す方向へと舵を切ってきたのが面白い。もはや円熟の極み。
◆「Say What You Need To Say」/SEVENTH CRYSTAL
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スウェーデン産ハード・ロック・バンド。新人なのに漂うベテランの風格。
こちらもまた北欧ならではのメロディが軸にはあるのだが、アレンジや歌唱にグランジ以降のアメリカン・ヘヴィ・ロックからの影響を感じさせる点が、その他北欧勢との違いを生み出している。
◆「This Is Not Utopia」/THE OFFSPRING
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9年ぶり10作目にして漲る初期衝動。
らしさ全開なのにマンネリにはならず、けっして若作りしているわけではないのに新鮮な勢いを感じさせる楽曲群。
ベテランが目指すべきお手本のような到達点。
◆「Out Of This World」/KAYAK
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「Out Of This World」といってもバンドのほうではなく、オランダ産古豪プログレの曲名。
関係ないがキー・マルセロとトミー・ハートのOUT OF THIS WORLDもよく聴いたしアルバム全体の出来は悪くなかったが、飛び抜けた楽曲は見当たらなかった。
こちらはこれぞKAYAK、これぞ北欧プログレという感じの、繊細で美麗かつ壮大な一曲。
目をつぶってヘッドホンで聴けば広がる別世界。