泣きながら一気に書きました

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団塊の世代ではなく階段の世代のロック

明日10/20(火)に発売される『ROCKIN'ON JAPAN』11月号の「JAPAN REVIEW」というページに、Base Ball Bearについて書いた、《待ち合わせはいつも、階段をあがった先にある踊り場で》という題名の文章(約2800字)が掲載されています。

「大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ」とH2Oが歌った(この歌の作詞はさすがの阿木燿子!)フレーズがすでに常套句となって久しいですが、そこに現れたあまりにリアルな新世代「階段ソング」が、Base Ball Bearの新作『(WHAT IS THE)LOVE & POP?』の冒頭に収められた“Stairway Generation”という楽曲だと思います。

昇りたいから昇るのではなく、ただそこにあるから《あがるしかない》と歌われるこの強制感は、今の世代にふさわしい「受け身な上昇志向」を見事に言い当てていると感じます。

と、いうようなことは本文中には書かなかった部分なのですが、ベボベという今もっとも有望なバンドの現状について、かなり自由に書いた文章です。

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