泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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様子見リマスター

もちろんTHE BEATLESもだけど、ついにHR/HM界の重要二作品がリマスター再発される。

RIOTの『THUNDERSTEEL』(10/7発売)と、LOUDNESSの『SOLDIER OF FORTUNE』(11/25発売)。

前者はもちろんすでにHMリスナーのバイブルだが、後者は長いバンドの歴史の中でも、かなり過小評価されている作品であると思う。詳細はレビュー参照↓。
http://d.hatena.ne.jp/arsenal4/20090103/1230994671

そのレビューでも最後に触れているように、この二作品にはなんだか共通の空気が流れていて、それはほぼ同時期に出された(前者が88年、後者が89年)というタイミング的なものもあるだろう。そこにはあのJUDAS PRIESTの聖盤『PAINKILLER』(90年発売)前夜の空気がすでに流れていた、とも言えるかもしれない。

しかし同時に、この二作は仲良く「音が妙に軽い」という問題点を抱えてもいて、それはさらに同時期(88年)に発売されたMETALLICAの『…AND JUSTICE FOR ALL』も同様の問題を抱えていた、という事実をも連想させる。

だから『SOLDIER〜』のレビューで、リマスターついでに音の重心を下げてほしいと書いたのだが、基本的には「リミックス」ではなく「リマスター」なので、その点はあまり期待できないのかもしれない。

というわけで、様子見。

しかし『SOLDIER〜』のほうは限定盤のようだから、のほほんと様子を伺ってばかりもいられない。しかも気分的にゴージャスなSHM-CD仕様。

あいかわらず「リマスター買い直し」は迷い放題の様相。

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