名前を無理矢理英語に変換して楽しむという方法がある。
たとえば伊集院光が提唱した「勝新太郎」→「ビクトリー・ニュー太郎」(略して「ビクニュー」)とか、昔『VOW』で一世を風靡した「若林豪」→「若林オーストラリア」(略して「もみあげ」あるいは「ずるいよ」)あたりが有名だが、もっとフルに英語で、しかも無理のあるやつを考えてみたい。
とりあえず妙にハマるのが、
「今いくよ・くるよ」→「Now,come and go!」
リズムの都合上「come」と「go」を入れ替えてあるが、「いくくる」の持つ焦燥感は充分に伝わると思う。
しかしどうにも命令形なので、「いくよくるよ」ではなく、「いけこい」になってしまっており立場が逆。となると「いくくる」が舞台上に出てきた際、観客が「いくよ」に対して「いけ!」、「くるよ」に向けて「こい!」と掛けてあげるべき台詞かもしれない。
さらに「いくよ」部分の「よ」感を出したければ、最後に「yo」を付けてヒップホップ的に仕上げても良い。
そしてなぜか思いつきがちなのが「竜」がらみで、そのまんま系だと、
「竜雷太」→「Dragon thunder fat」
で、英語にしてみてもやはりハクのある名前である。
だがいっそ意味をかなり無理に組み込むやりかたをしてしまい、
「紳助・竜介」→「Dragon helps a gentleman.」
というストーリー系に持っていくことで、無駄に感動的に見せることも可能だ。まるでドラゴンボールだが、スーパーサイヤ人の髪型がもれなくリーゼントになってしまいそうでげんなり。
あるいは「dragon」と「gentleman」を逆にしたほうが泣けるかもしれない。
実際には、紳助は竜介を助けきれなかったが…。