泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2020-12-31から1日間の記事一覧

短篇小説「坂道の果て」

大学受験当日の朝、満員電車から予定通りスムーズに脱出した嶋次郎は、受験会場である志望校へと続く坂道を歩いていた。右へ左へうねりながら延々と続くその登り坂は、まるでこの一年間の道のりのようだなと思いながら。 だが嶋次郎がこの道を辿るのは初めて…

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