泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2017-08-15から1日間の記事一覧

短篇小説「河童の一日 其ノ十五」

夕方、雨が降ってきた。ゲリラ豪雨である。でも傘は差さない。僕は河童だから。いや本当は差したい。いくら河童とて、ずぶ濡れは嫌だから。でも河童が傘を差していると笑われるから差せないのである。もう一度言うが本当は差したいのだし、甲羅と背中の間に…

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