泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2017-04-12から1日間の記事一覧

短篇小説「死ぬのは面倒」

喪之彦は樹海の中にいた。人生に絶望した男は、ひっそりと自ら首をくくるための死に場所を探し歩いていた。とにかく丈夫な木を探す必要があったが、そんなものは樹海にはいくらでもあった。喪之彦は幹だけでなく枝まで太く頑丈な木を選ぶと、さっそくそこに…

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