泣きながら一気に書きました

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やばたにえん無闇応用型短篇小説「えぶりたにえん」

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 後楽園と豊島園の中間地点にある高校に合格した谷園子は、入学初日に世紀の朝寝坊をしてしまい非常にやばたにえんであった。

「ちょっとお母さん、なんでおこたにえんしてくれなかったの! お蔭で初日から大ちこたにえんじゃない!」

 顔をあらたにえんする暇もなく、一張羅の制服をあわてて身につけたにえんした園子に、安穏と朝食をとりたにえんする時間はない。自室を出てリビングを駆けぬけたにえんしつつ、朝食を準備していた母親にそう苦情を申したてたにえんしながら、園子は家を飛びだしたにえん。

 電車通学の園子は、せいいっぱいの早歩きで最寄り駅へとむかたにえん。しかし勢いよく駆け込んだ改札直前で足をとめたにえんしたのは、彼女がこの日初めてつかたにえんするはずの通学定期券を家にわすたにえんしてしまったことに気づいたからだ。仕方なく券売機で切符をかいたにえんしたら、釣りがにえんだった。

「ああもう、なんて最悪な高校生活の幕あけたにえんなの!」

 その後も、初めての満員電車でもみたにえんくちゃたにえんだわ、駆けこみたにえんしたクラスが別たにえんだわ、上履きをわすたにえんしたものだからひとりだけPTA用のスリッパでぺたぺたにえんだわ、ようやく自分の教室へ辿りつきたにえんしたらすでに全員の自己紹介がおわたにえんで誰が誰だかわからなたにえんだわで、とにかく全体的にやばたにえんな入学初日であったというほかないたにえん。

 しかし園子があまりにたにえんたにえん言うものだから、なんだかそんな気分になったらしく、帰りにクラスの女子みんなでお茶漬けをたべたにえんしようということになって、すっかり仲たにえんが良くたにえんになれたのは、結果おーたにえんなのであった。


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