泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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邦題もと暗し

その昔、舶来の娯楽作品には、英語による原題以上に内容に直結するオリジナルの邦題がつけられていた。『MISSION IMPOSSIBLE』(オリジナルのTVドラマ版)には「スパイ大作戦」、『BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID』には「明日に向かって撃て!」というように。それらは原題と別物ではあるが、作品内容の核心をたしかに掴んでいるという意味において秀逸なタイトルであった。

つまり内容を言い表してさえいれば、原題をあえて無視してつけた邦題が、広く観客に受け入れられることもあるというわけだ。しかしそれはあくまでも、その邦題が作品内容の核心を突いている場合に限られる。

では、邦題が原題を無視した挙げ句、物語の軸足を意図的に踏みはずした場合、いったいどのような悲劇を生むのか。このコラムは、そのようなまったくやる必要のない絶望的な試みの軌跡である。


『親父の息づかい』


『シワシワくん指先ピカリ』


『両親の馴れそめにゲンナリ』


『並んで歩いて』


『妖怪ウォッチ』


妖怪ウォッチ2


『雑用ハラスメント』


『よだれ無双』

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