泣きながら一気に書きました

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豊洲新市場の地下空間にありそうなもの

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いま世間では、豊洲新市場の地下に設けられた謎の空間が問題になっている。そこに徳川埋蔵金でも埋まっているなら夢があるが、そこまでいかなくとも、興味深いものが埋まっている可能性がないとは言えない。なにしろ可能性だけなら、何にでもいくらでもあるのだから。

というわけで、「豊洲新市場の地下空間にありそうなもの」をいくつか挙げてみたい。お察しのとおり、重要な事実は何ひとつ出てこないだろう。

それでは、個人的に「あって欲しい」順に挙げてみる。もちろん、あったとしても誰も得しないものばかりだ。


◆猪瀬元知事が借りた五千万円大のサムシングが入りきらなかったバッグ

例の現金五千万円が丸々埋まっていたとすれば、徳川家とはいかないまでも、『信長の野望』でいうところの姉小路家レベルの弱小大名の埋蔵金である可能性はあるかもしれない。しかし少なくとも、借りた金を埋める理由はないだろう。

むしろ五千万円大の何かをその中に収めきれなかったことにより、彼に大恥をかかせてくれたあのバッグをこそ、人目に触れぬ場所に隠してしまいたいと考えるのが道理。

普通に捨てればいいじゃん。


◆舛添前都知事の『クレヨンしんちゃん』最新刊とシルクの中国服

先のリオ五輪閉会式における安倍首相のマリオ役が話題となったが、マリオがいるということは弟のルイージもいるはずで。

安倍マリオは土管を使って異空間を通じ、リオへと姿を現した。一方でルイージ役の舛添前都知事も土管に入ったが、彼はリオへは姿を現さなかった。ではどこへ行っていたのか。

もちろん、豊洲の地下空間へと行っていたのである。自らが経費で購入した『クレヨンしんちゃん』と、着るだけで筆の滑りが良くなるシルクの中国服を隠しておくために。

そして彼はいまも、ときどき豊洲地下の秘密基地に行っては、漫画と書道をひっそり楽しんでいるという。

むろん豊洲の地下にある土管のひとつは、ホテル三日月へと通じている。


佐野研二郎デザインのエンブレムが入った東京五輪グッズの数々

レアグッズの数々が、地下で水浸しに…。

それらのグッズを懐かしそうに眺めながら、舛添前知事がシルクの中国服を着て書道を…。


そしてこの地下空間自体、「生牡蠣がドロッと垂れたような」デザインであるという可能性も――。


※写真はイメージです。文章もイメージです。


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