泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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未来予想図Ⅲ

先日、今年の漢字が「安」と発表された。となると来年は「岡」で再来年は「力」、その次はもちろん「也」ということになる。ちなみにその先は「帆」と来て「立」と続くことになっている。

大変な世の中になる。

なにしろ来年は「岡」である。何がどうなるとその年の漢字が「岡」になるというのか。

まずサッカー男子日本代表監督が、三度目の岡ちゃんになるのは間違いないだろう。代表にとっておそろしく後ろ向きな選択だが、来年の漢字になるからには素晴らしい活躍を見せてくれるに違いない。W杯本戦はまだ先だが、予選で何かあるのか。

あとはやはり大岡越前守の活躍である。ドラマなのか現実なのかはわからない。しかし来年の漢字になるからには、ドラマならば視聴率30%以上、現実ならば世の中の価値観をひっくり返すレベルの大岡裁きが必要となる。

ほかにも、「イジリー岡田の超舌技巧が限界を超える」「ますだおかだ岡田が本当に閉店する」「そば屋の岡持ちが画期的な進化を遂げる」などの出来事が予想される。

本当に大変な世の中になる。来年の「岡」はまだいい。三年後の「也」なんて何も思い浮かばない。これはつまり、現在の我々からは想定外の世の中が訪れるということだ。世界は荒廃する。

おそらく地球は4〜5年後、ホタテマンに救われることになるだろう。

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