泣きながら一気に書きました

不条理短篇小説と妄言コラムと気儘批評の巣窟

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2009楽曲ナイス10

1.“Changing”/SAOSIN

突然変異の一曲。エモ/スクリーモからの脱却、いや脱却しすぎて逸脱。アルバムも良かったが、この一曲だけ飛び抜けてメロディの質が高い。アレンジも洒脱。

2.“Stairway Generation”/Base Ball Bear

文化系青春ソングの決定版出た。せわしなく連なってゆくヴォーカル・ラインの焦燥感で踊り場を駆け抜ける。駆け抜けろ。

3.“Axe To Fall”/CONVERGE

複雑だがやたらにキャッチーなリフ命。かなりスラッシュ/メロディック・デスに近づいた結果、初期STRAPPING YOUNG LADに隣接。

4.“You Care? I Don't Care”/OUTRAGE

スラッシュの疾走感にグランジ以降のグルーヴを巧みに練り込み、そうやってこしらえた土台を橋本(Vo)の言霊で無慈悲かつ徹底的に刻む。

5.“Cold Edge”/9mm Parabellum Bullet

ロック/メタルにおける和洋折衷のもっとも剥き出しな形。あらゆる要素が尖ったまま乱立、しかし構築美。

6.“This Day We Fight!”/MEGADETH

1st〜2ndの頃の狂気を感じさせる切迫感。やはりMEGADETHは邪悪でなければ。

7.“R.I.P.”/BUMP OF CHICKEN

一発で彼らとわかる神秘的歌メロを中心に、これまでのあらゆる美点が集約。展開も欲張りで、数曲分のマテリアルを投入したかの密度。

8.“My Guardian Angel”/PLACE VENDOME

マイケル・キスクの歌には、やはり特別なサムシングがある。マグナス・カールソンのソングライティングも光る。

9.“Wheel Of Fortune”/KILLING TOUCH

とにかくVoミケーレ・ルッピの節回しのセンス。むしろアルバム中これ以外の曲がパッとしないのが不思議。

10.“Black Gives Way To Blue”/ALICE IN CHAINS

亡きレイン・ステイリーへの鎮魂歌。アコースティックなバラードでありながらアルバム中もっともヘヴィ、そして絶望的でありつつ希望的な曲でもあるという矛盾。

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