泣きながら一気に書きました

妄言コラムと気儘批評と悪戯短篇小説の巣窟

近頃小耳チラ見目録

いま聴いているもの読んでいるもの、それでいてまだ理解が半熟状態であるもの。

【洋楽】
★『LEAVE THIS TOWN』/DAUGHTRY

第一印象は、1stに比べるとだいぶ地味。
しかし聴き込めば良くなる予感はある。
全体に起伏に乏しく、当初は似たような曲が続く印象を受けるが、メロディの幅はむしろ広がっている。カントリー方面に寄りすぎの感あり。
良質であるのは間違いない。

★『MIND CONTROL』/TANTRIC

相変わらずVoの声がとてつもなく渋い。
やはり1stの1、2曲目のようなキラー・チューンはないが、しばし拡散していた音楽性は、だいぶ歌中心へと戻ってきている。
声の魅力は世界屈指レベル。

★『SAVING ABEL』/SAVING ABEL

これもアメリカン・ヘヴィ・ロックど真ん中。
あまり特徴はないが、普通に良い。
「普通に良くて何が悪い?」といった感じ。
いきなりの安定感。

★『LUNGS』/FLORENCE + THE MACHINE

UKチャート2位。
しかしあくまでもゴシック・メタル系として聴こうという試み。
WITHIN TEMPTATIONやLACUNA COILとの共通点もある。
しかしクオリティ的には、ちょっとバラつきがある印象。
そこが英国的。

【邦楽】
★『20』/電気グルーヴ

謡曲として聴く試み。
“エンジのソファー”は名曲。
歌詞も悪ふざけが徹底していて素晴らしい。
いま邦楽チャートを賑わす連中の「歌詞っぽい歌詞」などドブに捨ててしまえ。

★『ホログラム』/NICO TOUCHES THE WALLS

明らかに「売れる要素」に包まれている。
楽曲の内容も、状況的にも。
それを全面的に引き受ける姿勢に、好感が持てるかどうか。
曲は普通に良いが、歌詞は以前に比べると、いかにも「わかりやすい言葉」へと移行。
結果としてボヤけている。
むしろ次の一手が勝負。

【書籍】
★『町田康全歌詩集 1977〜』/町田康

「さすが」と思わせる箇所もあるが、小説に比べるとやはり言葉の響き頼みな部分が大きい。
小説のほうが「真面目にふざけている」。

★『文体練習』/レーモン・クノー

買い置きしておいたものを、ようやくちゃんと読む気になる。
やはり抜群に面白い実験。
あらゆる発想のネタ本として使える。
この「悪ふざけ感」は本当に頼もしい限り。

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